住宅は、楽しくなくてはなりません。そのために、施主も設計者も明るく健康で生活をおくることが大切です。家楽する心には木田智滋のそんな想いが込められています。

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Kokoro 08

サンルーム

▼私たちの住む北陸地方は「弁当忘れても傘忘れるな。」という言い伝えがあるほど雨や雪の日が多い所です。▼そのために暮らしの中では、どうしても洗濯物干しについての不満が多く、いつも設計の条件にサンルームと布団干しのスペースを考えて欲しいと注文を受けます。▼街中を歩いていると、アルミの既製品のサンルームが突然にボコンと取り付けられている住宅を見受けることが多くあります。▼せっかく、外観にお金をかけ立派な住宅を建てたのに違和感のあるサンルームがそれを台無しにしてしまい本当に残念だと感じます。▼私の設計では、ちょっとした工夫でサンルームを浴室につながるバスコートとしても使えるようにスペースを設けることがあります。▼家事動線を考えると洗濯スペースと浴室は比較的近いところにあるのが理想です。▼サンルームとバスコートを一緒にすることにより、空間が生まれ、生活にゆとりを持つことができます。▼何よりも、洗濯物が外部から見えなくなり、すっきりした外観になります

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