▼私の住宅設計では、建物を敷地に配置するとき、空地となる部分をどのようにするかを大切にします。▼良く見受けられるケースとして、敷地真ん中にドンと建物を配置して、空地が漠然と取られていることがあります。▼考えてみれば、価格で、坪ン万円の土地が有効に利用されないでいわゆる空地としてあることはもったいないことです。▼北陸の場合、落雪を考慮して空地を確保しなければならないのですが、他にも、隣地との関係で、採光や通風、プライバシーを考慮して適切な広さの空地を確保することは当然です。▼敷地で散々する無駄な空地を少しずつ整理して一箇所に集めれば、広さを持ったスペースになります。▼このスペースを有効に生かし外部の部屋にしたり、ガーデニングや家庭菜園として利用すれば、手に入れた土地がフルに働くものになるでしょう。▼そしてその余裕が生活を豊かで楽しいものにしてくれると思います。